野良の末裔

あたし旅に行ってきたから、ちょっと話を聞いてって!

オーストリア旅行①~ハートキャッチ♡フンデルトヴァッサー~

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プラハの次に列車で移動した先は、オーストリアのウィーンです。

列車で同室だったカップルの男性が傷んだ林檎をかまうことなくむっしゃむっしゃ齧っているのを横目に、「戦争になっても勝てる気しねーな」なんて言いながら、やって来たのは音楽の都です。

一言で表現すれば、モーツァルト押し半端ない。コンサートはもちろんのこと、お土産のチョコにもモーツァルト。色んなメーカーのチョコがみんなモーツァルト。ときどきシシィ、みたいなあんばい。しょーがないよね。だってここは音楽の都ウィーンなんだから。

にも関わらず、興味のない我々はウィーンのモーツァルト押しに動じることなく総スルー。

ウィーンもね、ちょっとカチンとしたと思う。途中に出会った一人旅の日本人の女の子も、「まじで?」っつってドン引きしてた。「あんたら何しに来たんんだよ」って。

そのくらい我々は、代表曲としてトルコ行進曲が有名であり、知らない人はいないと言っても過言ではないオーストリア出身の作曲家で、幼少期にマリア・テレジアの前で演奏をした際にはその皇女であるマリー・アントワネットにプロポーズしたというエピソードがあり、青年時代には大司教の怒りをかうレベルのいたずら三昧のアホの子に成長し、友人へは下ネタオンパレードの手紙を送っていたという、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトにほんとうに興味がありませんで、ええ。じゃあ何が好きなのってなるじゃないですか。

それは、フンデルトヴァッサーです。

もうね、ハートキャッチ♡フンデルトヴァッサー。

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建築家であり芸術家でもある、百水さん。ことフンデルトヴァッサー。

フンデルトヴァッサーの美術館であるKunst Haus Wienへ行ったんだけど、すっごいよかった。

美術館付近にあるお土産屋さんに入店したのが午後7時頃だったんだけど、店員の男の子に「自分そろそろ帰りたいから早くして」って、まさかの巻きの指示されまして。でも、それ込みで全然いいの。

で、この美術館にカフェが併設されてるんですけど、これがまたいい。めっさしゃれおつ。たまんねーの。で、そのしゃれおつカッフェでオーストリア名物シュニッツェルを早速食べちゃおうかなーなんつって注文したんだけど、まさかの「コックが帰ってしまったのでフードは無理」っつー理由で断念。そんなことってあるんですね!でもあたし見てたよ!男がひとり、帰っていくのあたし見てた。帰ったコックって絶対あいつ。

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雇ってるコックが無責任でも、それでもやっぱりすっごくいい。ウェイトレスのお姉さんが申し訳なさそうに、本当は有料の水をサービスしてくれるっつー優しさもあるしね!

そんな美術館なんだけど、おすすめです。みなさん、是非行かれてみてくださいね!!

 


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