きまぐれ日帰り旅行編~三浦半島 神武寺へ行ってみた~
きっかけは、電車の中吊り広告でした。
JR東海による某CMではありませんが、三浦半島へ行こう!的なその広告に掲載されていたお寺の写真がずっと忘れられなかったので、今回一念発起して、ぷらりと日帰りで一人旅へ行ってまいりました。
そのお寺の名は、神武寺です。
最寄り駅は、JR東逗子駅です。
ただわたくし、今回本っ当に無計画に、まじで思い立ったままにぷらりと行動を起こしたわけ。なもんで、まんま京浜急行神武寺駅からアクセスしました。
だって、神武寺行くんだから、神武寺駅で降りるじゃない。それがまさかの裏参道だったわけ。
紹介させて。それがコレ。
裏参道の入り口がコレだった。
でもまあこの時点では、またまたぁ~。
つって、あたしはまだまだ余裕ぶっこいてたわけだけれども。
進むにつれて、やべーぞ・と。
だってコレだよ?
20分くらい、ずっとこんなんだったからね。
陽はさんさんと降り注いでるし。小川はさらさらと流れている。そして蜂やら虻やらはぶんぶん飛びまくり、その上足場は湿った苔でつるっつるっていうね。
そんな山中に、あたしはひとりぼっちだし。
別にね、こんなシチュエーションは、あたしも初めてじゃない。やれお寺だ神社だってふらふらしてれば、こんな状況は珍しくもねーの。
ただいつもと違っている点。それは、足元が革のフラットシューズだったってこと。
そして片手に日傘だし、コレ友人とちょっとランチしに行く格好だから。
でもココは山中なわけ。
これ、やっちまっているよね。
最初にも述べているように、今回は本当に無計画に、まじで思い立ったままにぷらりとやってきちゃったわけ。そんなんだから、まさかハイキングコースなんて看板が立ってるような道程だなんて思わなかったもんだから、もうね、甘かった。よくテレビでタレントが食レポの際に言う、甘さ控えめとか絶妙な甘さとか、結局本当は甘ぇんだろ?って思いながら見てるんですけど、実際食べてみてやっぱりね、っつーくらい甘かった。
その挙句、このざまですよ。どんなざまかと聞かれれば、革のフラットシューズが、全然足場をつかまねーの。もうね、つるっつる。むしろ滑りにいってたよね。
ある日突然過酷な環境に放り出されたセーラは、そんな中あらゆる試練に屈することなく、本当によく立ち向かったと思う。
がしかし、あたしのシューズはセーラのようには、厳しい環境を受け止めて前進なんてできねーの。
足元ずっとつるっつる。頼れるのは自分のバランス感覚だけっていう。そんな中、やっとわたくし年配の一組のご夫婦とすれ違いました。
で、すれ違った後に聞こえてきたよね。
「あれ、革のフラットシューズだぜ?あれで行くの?」
って。
よく見てんじゃねーかっつー話しですよ。
それ聞いて、あたし思った。
奇遇ですね。って。
あたしもさっきからずっと同じことを考えているんですよ。って。
で、その後無事神武寺にも到着し、参拝させていただき、帰りは表参道を経てJR東逗子駅へと至ることが出来ました。出来たんですけど、あの険しいハイキングコースから一般道へ出れた時に感じたこと、それは達成感ではなく、革のフラットシューズで歩いていても誰にも何も言われないっつー安心感だったわ。
ただ裏参道はすごく歩き甲斐のあるコースですので、スニーカーで是非行かれてみてはいかがでしょーか!
おすすめするー。