英国旅行⑧~中華料理とはどうしてこんなにも頼りになるのか~
所変わったのをいいことに、お前ってやつぁずいぶん高くなりやがって・・・。
ってなわけで今回は、末裔がどうしてもおすすめしたいチャイニーズレストランのお話です。
そもそもの始まりは行きの飛行機でのこと。
ロンドン楽しみだねー。
早くお買い物したいねー。
なんてありきたりで浮かれポンチな会話をしていた中で、ふと末裔が、
着いたら何か食べたいものとかあるー?
と何げなく、だけどまあフィッシュ&チップスだとか、肉料理だとか、そういう返しを予想したうえで聞いたんですけど。
和食だって。
返ってきたのはまさかの和食。
窓の外を見れば、今しがた離れたばかりの和食の国が見えているんですよ。そこから飛行機に乗ってはるばるオーバーシーした英国。そこでも和食が食べたいと。
すげえ保守的。
でもまあそれでも構いません。
なぜなら末裔、大抵のことなら寄せてけっから。
和食が食べたい?
食べましょう!
ってなっても全然違和感ないんですよ。
でも切羽詰まっているときに限ってトイレが見つからないように、食べたいときに限って和食レストランが見当たらねーの。
そんなこんなで最終日ですよ。
しかも夜。
日本食レストランないね、つったら、そうだね、つって。
明日はもう帰国だね、つったら、そうだね、つって。
駅前に中華はあるよね、つったら、そうだね、つって。
妥協は成功の元って、昔のどっかのすごい人も言っていたような気がしてくるもんですね。
したっけノッティングヒルゲート駅前にあったチャイニーズレストランに入ったんですけど、それが「The Lanting Restaurant&Bar」さんでした。
で、末裔が注文したEgg Fried Rice(£2.80)なんですけど、これがもう絶品。
わかりにくいのは重々承知のうえではいこちらどーん。
そうです、ただの卵炒飯です。
でもこんな美味しい卵炒飯、いまだかつて食べたことがありません。
適度にまとった油、絶妙な塩加減。そしておにぎり4個分はあるであろうこの大盛り!
ロンドン滞在中、唯一「安い」と思わせてくれたのがこの卵炒飯です。でも「この値段と量でこの味なら美味しい」じゃありません。「2倍3倍のお値段を払ってでも食べたい」と思わせてくれる美味しいです。
俺、またロンドンに来たら、絶対この店に来てまたこの炒飯、食べるんだ・・・。
ただ、末裔小食なもんだから、せいぜい1/3しか食べられませんで、ええ。
「オイシイ?」
ってかわいい店員ちゃんに聞かれて
「美味しいー!!」
って満面の笑みで答えてっけど、信憑性がまったくないんですよ。だってほとんど残してる。絶対嘘だと思われてるじゃないですか。
だって、こんなに?っつーくらいの日本昔話盛り。しかも密度が違いますからね。ふわっとではなくて、みっちり押し付けて盛っているもんだから、食べても食べても全然減らないんですよ。まじで日本昔話にこんな話しそういえばあったよねって気がしてくるくらいでしたからね。
ってなわけで皆さま。
ロンドンへ行かれた際には、是非このお店の絶品Egg Fried Riceを召し上がってみては如何でしょうか?そして完食したうえで、かわいい店員ちゃんに美味しかったと伝え、末裔の無念をどうか晴らしてください。
後はまかせた。
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