フィンランド旅行①~ヘルシンキでスマーフを見た~
それは2012年9月のこと。
友人(通称ぽんちゃん)と、ふたりでフィンランドに行ってきました。
きっかけはぽんちゃんの、
「あたしフィンランド行きたい」
という一言。
基本、旅先に見境のないわたくし。「行きたい」と言われれば、「じゃあ行こうか」ってなるわけで。
あんまり即答過ぎて言いだしっぺが若干引くこともありますが(行きたいんと違うんかと)、流石ぽんちゃん。慣れたもんです。だってここ数年、毎年ふたり旅ですから。
でも旅行の手配はすべて、わたくしモヌのお仕事です。だってあたし、しっかり者だから!飛行機、ホテル、交通手段!観光地やお買いもの処の場所や営業時間まで!なんだってめっさチェックするし!隙は見せねーといわんばかりのあたし!
まさか飛行機の搭乗時間を間違えるとはね。
あたし結構素直。謙虚で正直なキャラで30年間生きてきたわけ。
フィンランド出発当日、ぽんちゃんとは成田空港で待ち合わせ。若干の電車遅延もあり、10時ちょい過ぎ無事合流。搭乗予定のフィンエアーは12時テイクオフだと思ってたからね。まあばっちし予定通りだぜ、と。
で、まずチェックインカウンターに行くじゃない。で、我々も行くわけですよ、浮かれつつさ。でもね、
ど~も~、お世話になりまーす。
って雰囲気では、間違ってもないわけ。閑散としたチェックインカウンターに、なんか職員の方々だけが7人くらいいらっしゃって、全員真顔でこっち見てるし。なんでそんなに緊迫感にあふれているのかと。ちょっとお話聞きましょうか?なんて思ってたら、あちらさんから聞きにきた。しかも小走り。めっさ慌ててる。で、走りながら彼女が言ったのよ。
「野良の末裔さまですかっ!?」
って。
そうです、わたしが野良の末裔です。
って答えたら、何かが始まったよね。カウンターでスタンバッテいたお姉さんたちがマッハで我々のパスポートやE-チケットを強奪して手続き開始。5人くらいで寄って集って手続きしてる。そして2人の男性職員は計量の終わった我々のスーツケースを奪うようにして去っていくわけ。
あたしも「おや?」って思うわけ。一体どうなさったんですかー?なんつって。したっけお姉さんが、
「お客様、搭乗時間はご確認されましたか?」
みたいなことおっしゃるんで、
「12時ですよねー」
なんつって。
「11時です!」
って言い返されて。
「12時って書いてありましたよ!」
って。別に、意地になって言ったわけじゃないんです。素直で正直がモットーですから。本当にそう思ってただけで。ただ旅行会社から送付されたスケジュール表には、たしかに出発時間は11時と記載されておりました。
お姉さんも、「11時です!時間がありません。走ります!」
って。後はもう平謝りって、ほんとこのこと。カウンターの皆さんにはもちろん、走りますのお姉さんにも謝りたおしまして、はい。以後気をつけます!なんつって。
無事搭乗することができました。本当にありがとうございました。
でもってフィンランドはヘルシンキに到着して、ホテルのチェックインでも一波乱あったけどもう割愛するよね。成田空港の時点でもうお腹いっぱいなんだっつーの。
で、ホテルの部屋でようやく落ち着いたときにはもう夕方。とりあえずスーパーマーケットにでも行って、水や軽食を買いに行こって話しになり、通りかかったマクドナルドで我々は見てしまったの。
あの小人たちを!
スマーフじゃね?
フィンランドといったらさ、ムーミンじゃん?こっちもその所存で来てると言っても過言じゃないわけ。我々に限らずね。
でもムーミンじゃねーし。
スマーフだし。
ナイキのTシャツ着たスマーフ。
飛行機の搭乗時間を間違えて、成田空港では大慌て(主に職員の皆さんが)。
ヘルシンキでホテルにチェックインしようとすれば、ノーリザベーション言われるし。
へとへとです。でも、そんな心を癒してくれたのは彼らスマーフたちでした。
どうもありがとう!