富士登山~人生でたった一度だけでいい~前編
気をつけたまえよってな。
さて末裔、山の日に富士登山へ行ってまいりました。
あらかじめ申しておきますと、別に山に登る趣味はありません。正直興味もありません。昔も今もこれからもです。
じゃあ何故行ったのかと申しますと、神社です。富士山頂にある浅間大社の奥宮へ参拝したかった。
それだけなんです。
ただそれだけのために末裔、苦行をしてまいりました。
富士登山バスツアーに参加した末裔、出発地点である5合目で荷物を整理し、中国人観光客ファミリーの記念写真をとってあげたりしていたと思ったら、あれよあれよという間に出発いたしまして。
で、その序盤ですよ。
山の日っつーことで、ガーナさんからチョコの配布がありまして。
やったー!っつって。
まだこの時点では、喜ぶ元気があったもんで、やったーっつって。
登って行くんですけれども。
なにこれきっつい。
雲海きれいだなー。
と、思ったんですけれども。
この日のお天気の都合上、ずーっと雲海でして。その雲海を何時間眺め続けても、きれいだね、って言えるほど、末裔、純粋にはできていなかったね。
だってつらいんだもの。
富士山は登る山ではなく眺める山って聞いたことありますけど、知ったよね。身を持って知った。そして心には苦痛がしっかり刻み込まれまして。
そりゃ雲海はきれいさ。でも、美しい季節の植物も、日を遮ってくれる木陰もまあほぼないんですよ。そして景色がかわらないことかわらないこと。エリザベス女王の髪型と一緒だよね。でも女王は別に末裔の前に立ちはだかりませんけど、富士山は違うからね。急勾配でめさめさ立ちはだかるから。きっついですからね。
そんなかわらない景色の中、ひたすら登るっていう苦行ね。その中でやりがいや楽しさを見出せるほど人間ができているわけでもないんで、結果、ただただつらい登山なんですよ。
で、瀕死一歩手前状態で到着した八合目の宿で休憩程度に数時間を過ごしまして。
登山渋滞の都合上、深夜12時半に宿を出発するっていう悲哀に満ちたスケジュールに身を任せざるを得ない末裔。
だって参拝したいから!!
とにかく辛い末裔、どうなる富士登山!?悲しいけれど、後編へ続きます。
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