野良の末裔

あたし旅に行ってきたから、ちょっと話を聞いてって!

チェコ①~そういやプラハも行ったよね~

 

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そういやプラハも行ったっけ。

ということで、せっかくなので今回はその時の印象深かった出来事を思い出しながら書いてみようかと思うので、聞いてください。

まずはこの旅のきっかけについてですが、まあフィンランド同様、ぽんちゃんです。ぽんちゃんがね、言ったわけですよ。

「あたしプラハ行きたい」

って。

したら、

「じゃあ行こうか」

ってなりまして。

で、旅行の手配して、飛行機乗って、さっむいプラハに到着するじゃない。

で、まあ観光しますよ。プラハっつったらやっぱ旧市街行って、プラハ城行くっていうコースへね。まあベッタベタです。それは別にいいんです。

 

思ひ出その①

タイトル「わかってるおじいちゃん」

プラハ城へと向かうその道すがら坂道をのぼっていたら、早速海外っぽい風景に遭遇!

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バイオリン弾きのおじいちゃん発見!

超・プラハっぺー!!

なんつって、めっさテンションあがるじゃないですか。

しゃれてるー、つって。目に映るものすべてがしゃれてるー、つって。

で、その直後ですよ。角を曲がったらコレ。

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すっごい華やか。

ギャラリーの人数多数。ちなみにおじいちゃんは0(ゼロ)。おじいちゃん、彼らから見て死角にいんの。自分の立場わかっちゃってんの。

「今日もいっちょやりますか!」って朝おじいちゃんが到着した時には、すでに彼らはいたのかしらね。壁の角っこから顔をのぞかせて、

「ないわー。同じ場所でやるとか、ないわー」

つって、死角になってる角っこで奏で始めるおじいちゃんの姿が瞼を閉じれば浮かぶわけ。

なにこれ悲しいんですけど?

ってことで、演奏技術?パフォーマンス?そんなの関係ねぇ!とばかりに、わたしのチップはおじいちゃんのものとなりました。

皆さん、プラハへ行った際には、どうかこのおじいちゃんにチップをあげてください。お願いします!

 

思ひ出その②

タイトル「丁寧なカツアゲ」

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それはプラハ中央駅でのこと。ウィーン行き列車の発車時間までずいぶん時間があったので、荷物を預けてぷらぷらしようということになり、我々は駅構内にある荷物預り所へと向かったんですよ。

で、この時点では閑散としていた荷物預り所のおっさんに、

「お願いしまーす」

つって、トランクを渡したんですね。

したら、おめめぱっちりくるくる茶髪のちょいぽちゃのおっさんがさ、めっさ何か言いたげなわけ。人差し指で自分の下唇をとんとんしながら明後日眺めて、

「んー」

つってんの。

何か言いたいことがあんの丸わかりなの。

なんぞ?

って荷物預りの手続きを待ってたら、言うわけ。

「君たちはどこから来たの?」っていうよくある質問を。

「日本」って。

したらまた例の仕草。まだ何か言いたげなの。こっちは荷物を預かってもらうまでは話しを聞くしかない状況ですよ。

したら言うわけ。

「僕、いろんな国のコインを集めてるんだよねー」

からのチラ見。

幸い?5百円玉以外の日本円硬貨を持っていたので一枚ずつ与えてみたところ、50円玉ガン見。

お願いだから早くトランク預ろーや!!

というやりとりがあったんですけど、まさか後々になってこのことによって我々は救われることに!

ウィーン行き列車の出発時間まで10分を切った頃ですよ。荷物預り所に戻った我々が見た光景。それは、荷物を抱えた、30人はいるであろう学生の集団。+アルファお客さん達。預り所窓口にさえ近づくことができない我々…。したたる冷や汗!

だって、どう見てもあと数分以内におっさんひとりで捌ける人数じゃないわけ。

でも我々には5分くらいしか猶予がないわけ。

これもう絶対間に合わなくね?つって、なんかもう焦り過ぎて吐き気ですよ。

がしかし!奇跡が!おっさんが我々に気がついたと思ったら、

「Hey!!」

つって指を鳴らして、他の客ほっぽりだして我々のトランクを一目散に持って来たー!!人波かき分けて受け取ったときには、まじでどこのモーセかと思った。

ちょっとしたVIP待遇。おっさん現金。

小銭あげといてよかったー!!

おっさんセンキュー!っつーかあの時のあたしセンキュー!いーのいーのただ166円あげただけだからー!!

 

皆さん、プラハ中央駅へ行った際には、荷物預り所のおっさんに、自国の硬貨を与えてみてください。あなたが困ったとき、きっと助けてくれるから。

 


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