オーストリア&フランス旅行⑤~ふたりはノートルダム一派 パリ編~
朝食の風景。
てなわけでパリ2日目は、末裔一押しの観光地であるサント・シャペルをしょっぱなぶっこみまして。
先手必勝!っつー気分とでも申しましょうか。
それはもう得意げに。
美しいじゃない。
すごく綺麗じゃない。
かわいいところもあるじゃない!
ここ行っときゃ間違いないっしょっつって。だってこんなにきらっきらだしっつって。
ふたりの感想が、まさかの「まあまあ」っていうね。
で、末裔、まじかってなったんですけれども、同じシテ島にあるノートルダム寺院。ふたりはこちらの方がお気に召したんだそうです。
・・・。
そっか。
で、なんとなく面倒だったもんであわよくばスルーしようとしていた凱旋門なんですけれども、
あそこへは行かないの?
って伯母が言い出しまして。
で、内心、っち、ってなったんですけれども、今回の主役は伯母ですし?メトロ使っても20分くらいしかかかりませんし。行けない理由がないじゃないですか?
なもんで、見るだけでも行っとくかっつって。登る?ってなっても、どーせ「膝が・・・」ってなるのもわかってたんで、ちゃちゃっと観光しに行きまして。それは、あの車がぐるぐる回ってるとこでふたりを激写しまくっていたときのことでした。
末裔、すられそうになりまして。
日本人男性に多く見られる後ろポケットに財布っつースタイルは論外として、末裔はショルダーバックを前に抱えるようにして、常に意識しているつもりだったにも関わらず、狙われてしまったようです。
それってーのが署名スリでして、よくある手口のひとつのようですね。
15歳前後くらいの少女が近づいてきたと思ったら勢いそのまま、末裔のお腹あたりにあったショルダーバックと胸の間に、署名して!っつって用箋挟を突き付けてきたんですね。
したっけ末裔、
いきなり人のパーソナルスペースに入ってくるでねえ!
っつって素早く後ずさったんですけれども、それからようやくハッとしてスリの手口だと気が付きまして。
そうなったらもうね、
こっちさ来るでねえ!
っつって断固拒否の態度を示したら、スリはさっさと踵を返して仲間の元へ帰っていきました。
下手に親切心出して署名に応じようものならその隙に、用箋挟の下でバック開けられて貴重品いただかれてまうやつですよ。
つけ込むわー。
がしかし。
ばかが!
あめえ。ラデュレのマカロンより甘え!あたしがそんなお人好しに見えたか?あ?それともチョロそうだったからか!?残念だったな。お前の目にどう映ったかは知らねーが、こちとら笑顔とは裏腹に鉄壁のパーソナルスペースに猜疑心旺盛な三十路半ばなんだからな!まじで甘えチョロ助見抜く目ぇ養って出直して来るがいいわー!
悲しいけれど、悪いことしないっつーだけで、いい人間でもねーからー!!
悲しいけれど!!
・・・ふう。
さて気を取り直しまして、これは事前にこういった手口があることを知らなければやられてしまうのも頷けます。
かくいうわたくしも、このスリショックは終日拭い切れませんでした。
さて皆さま。
ウィーンのオプショナルツアーでお世話になったガイドさんがおっしゃっておりました。
凱旋門下の地下鉄は、通称「スリ専」と。
でも、自分だけは大丈夫。わたしもそう思っていました。そう、今年の9月までは。がしかしですよ。言うても相手はプロですね。素人の自己防衛意識なんて軽く越えてくっから。
ほんと気を付けてください。
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