山口旅行⑩~その小走りは誰のためか~
タッチが下手うま。
はい。
というわけで山口旅行も最終日となりました3日目です。
こう、なんといいますか。
山中に佇む、人気のない社寺仏閣をのんびりと参拝させていただくのって、いいですよね。
と思いながら、おばちゃん3人組ががっさがっさと落ち葉を掃き掃き掃除してくださっている、朝っぱらの阿弥陀寺さんを参拝させていただきました。
まあー静か。
ちょっとしたアトラクションもあったりする、静謐漂う本堂で手を合わせました。
そして帰路ですよ。なんだか周囲の風景に変化がありまして。
ぱっと見霧か?
と思ったんですけれども、いやこれ違うな・と。
霧にこんなにおいねーな・と。
じゃあなにか?
末裔、割とすぐにぴんときまして。それってーのが、例のおばちゃん3人組でして。さては落ち葉掃除にラストスパートかけて燃やしてんじゃね?と思ったんですけれども、案の定でした。
故に、まあまあ早い時間から阿弥陀寺さんもっくもくでした。
お疲れ様でした!
ちなみに。
頭上の早咲きの桜につい目線がいきがちですが、
足元に!!
こんな可憐な野花が!
思わずときめきまして。
なのに砂利道のど真ん中かよ。
咲くよね~。
こんなに愛らしいのに、どうしてこんなにすぐ踏まれてしまいかねないポジションとっちゃうかなと、末裔とても心配になりました。
さて皆さま。
こちらの阿弥陀寺さんは、奈良の東大寺再建におからみになって良いお仕事なさった俊乗房重源上人さんが、後白河法皇の現世安穏祈願のために建立された、由緒ある名刹とのことなんですけれども。
御朱印をいただくべく、こちらの魚板の魚じゃないバージョンを3回叩いておとなしく待っておりましたところ。
大人かわいい女性が走ってやってきまして。そして末裔の御朱印帳を受け取るやいなや走り去り、再び走って戻ってきてくれたんですけれども。
なにこれ申し訳なくて。
多分なんですけれども、別に佐川ナイズされたポリシーとかではないと思うんですよ。
末裔が伺ったのがだいたい9時前後という、遅くも早くもない時間帯だったと思うんですけれども、なんでしょうね。この時間帯から忙しい生活って。
パンでも焼いてたんかな。
てなわけで、阿弥陀寺さんへ行かれた際に御朱印を求めると、女性が走ってやってくるかもしれませんが、その時は御朱印帳の受け渡し等々をてきぱきと手際よく行ってみてはいかがでしょうか。
走っているのはおそらく彼女の都合だから、応援と感謝の気持ちを込めて。
是非。
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山口旅行⑨独占!夜の瑠璃光寺(後編)~
どうも。末裔の影です!!
てなわけで、瑠璃光寺をおかわりしてまいりました。
それってーのが本日二度目。夜の瑠璃光寺へやってまいった次第なんですけれども。
まー誰もおりませんで。
夜はライトアップされていて綺麗だという情報を事前にネットで調べて知っていましたし?ホテルのフロントの方も、夜の瑠璃光寺をおすすめしてくれましたし?
ホテルがレンタルしている自転車を借りて、
あれ?自転車ってこんなにけつに厳しい乗り物だったっけ!?
なんて思いながら、まるで家路を急ぐ地元民のような迷いのない漕ぎっぷり(なんせ本日二度目ですからね)で、けつの痛みとたたかいながら到着した夜の瑠璃光寺さん。
このようになっておりました。
いいじゃない。
やり過ぎないライトアップと、水面にうつる塔のお姿。
よいです。
よいのに。
それなのに。
人がいねえー。
昼間にいらっしゃった方々はどこへ消えてしまったのかしらと。
でもまあそのおかげで末裔、夜の瑠璃光寺をひとり占めですよ。
思わぬところで思わぬ贅沢をさせていただきました。
だって貸切り30分5000円て言われたら払うかもしれないレベルの贅沢ですからね。
会社のマックの株を持ってる人がたまにくれる有効期限ぎりぎりのマックのクーポンチケットで交換する、メニューもサイズも選択自由なバリューセットよりも贅沢ですよこれは。
ちなみに瑠璃光寺前にあるお土産屋さんの駐車場がこちらで、ぽちこーんと落ちているのが末裔が乗って来た自転車です。
このさみしさ。
ただの地方の夜ですわ。
けれども。
国宝の五重塔のある瑠璃光寺をひとり占めできるなんて贅沢、とってもうれしい経験になりました。
なので山口市へ行かれた際には是非、散歩がてら夜の瑠璃光寺さんへ行かれることをおすすめします。
ほんと、けつの痛みに耐えてでも来た甲斐があったってもんですけど、それがなかったらもっと良かったから。
本当。
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山口旅行⑧~昼の瑠璃光寺でマンツーマンレッスン(前編)~
山口の背中。
よろしくお願いします!!
さあ山口市のどこへ行こうかと考えたとき、まず外せないと思われる瑠璃光寺へ行ってまいりました。
なんせこちらにはこれ。
国宝である五重塔がありますからね。
美しいです。
言うたら末裔、無っ知無知なんですよ。そんな人間でさえも、見て理解するというよりは、感じることのできる美しさがそこにはあったと思います。
で、こちらには冒頭の背中の方、無料のボランティアガイドさんがおりまして。
瑠璃光寺に入ってすぐのわかりやすい所で待機していらっしゃるんですよ。
なもんで末裔、気が向きまして。
ソロなんですけどいいですか?つって。
ガイドをお願いしてみました。
結論としては、すごく楽しかったです。
ガイドさん、そもそも人生の大先輩ですからね。瑠璃光寺とは?というお話はもちろん、五重塔や重要文化財にまつわる雑多な、それでいて興味深いお話を、けしてお決まりの文言を一方的に垂れ流すのではなく、自然な会話の中で聞かせてくれるんですよ。
まー年の功ですよ。
歴史、建築、文学。ほんと様々なんですけれども、末裔が心底びっくらこいたことってーのがこれ。
釘を使っていないってことでして。
だから上から分解できて、傷んだ箇所だけ新しくして、また組み立てることができるんだって聞いて思った。
なにそれすごいって。
だってレゴじゃん。
レゴブロックじゃん。
しかもこんなふうに、地球を使ったわんぱく解説まで。
とても楽しいガイドさんで、とてもかわいらしいおじいちゃんでした。
ありがとうございました。
ちなみに瑠璃光寺さんの御朱印帳等はこのようになっております。
御朱印がこちらで、
こっちが御朱印帳です。
さてこちら。全国各地でたまにお見掛けする、治したいところを触るとご利益がある系の木像さまがいらっしゃいまして。なもんで末裔、顔と頭が良くなるようにと願いを込めて、スキンヘッドが洗顔洗髪を同時に行う要領で、激しく上下に撫でまわしてまいりました。
ってなわけで皆さま。瑠璃光寺へ行かれた際には、あんな所やそんな所を思うがままに撫でまわしてみてください。なんでも気からだから。
是非!
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山口旅行⑦~ひとり外郎パーティー開催~
高いのか、安いのか。黒塗りの箇所にはなんと書いてあったのか。
下関から電車でだいたい1時間半ほどでしょうか。
山口駅へ到着した末裔が真っ先に向かうは、外郎の買える和菓子屋さんです。
なぜならば、そもそも末裔外郎が好きなんですけれども、最近初めて生外郎なるものがあると知りまして。
それならば是非にと思いやって来たんですよ。
こちらは試食。
なんせ、ぷるっぷるのむっちむちでして。
生外郎って、めっさおいしいですね。
ただ難点は賞味期限がすこぶる短く、せいぜい1~2日程度なことでしょうか。なもんではるばる東京から食べに来たんですけれども、甲斐があったっつーもんですよ。
なもんで山口旅行2日目は、
本多屋懐古庵→御堀堂→山陰堂→築山神社→八坂神社→今八幡宮→瑠璃光寺→山口大神宮→松栄堂→豆子郎。
っつー外郎がパンなら社寺仏閣が具みたいなスケジューリングになりまして。
その成果、ご覧ください。
舌鼓は外郎ではありませんが、まあいいじゃないですか。
食べ比べとか知りません。すべて美味しかったです。
ちなみにこちらの舌鼓なんですけれども。
これ。
これ1個いくらだと思います?
こいつ1個でたしか195円くらいしましたからね。
末裔思った。ちっちぇーのにたっけぇーって。
だってもはや200円だからね?それって、あんまんだったら2個買えっからね?
で、ぶっちゃけ1、2個買えればよかったんですけれども、それがどうしても言えなくて。
このちっちぇーお菓子を、
1個ください。
想像したらとても悲しくなりまして。
いやあんまんだったら1個とか普通だと思うんですよ。だって1個食べたら満足する大きさですしね。なもんで売り手サイドも、そうだよねってなるわけですよ。
けど舌鼓はどうよ?こんなちっちぇーの1個ってどうよ?
わざわざ本店まで行って1個だけって。いやある意味本店だからこそのばら売りではあるんですけれども、やっぱりどうしてもお財布事情のさみしさがそこはかとなく滲みでて、多かれ少なかれお互い悲しい気持ちになりかねない。
そんなわけで、4個入り(税込み854円)購入と相成りました。
ただどうしても伝えておきたいことがありまして。
それってーのがこの舌鼓。求肥で白あんを包むのも、包装するのも、今もすべて人の手で行われているんだそうです。そのためにコストがおかかりになると、防府天満宮前のお土産屋さんの買わせ上手な店員さんが教えてくれました。
舌鼓はそれほど繊細で美味しい一品です!
さて皆さま。
生外郎、真空パックされた商品もあるんですけれども、真空パックとそうでない生外郎の違いを店員さんに伺ったところ、真空パックは触感が多少変わってしまうとのことでした。
生と真空の両方をいただきましたが、確かに生の方がよりぷるぷるのむちむちであったと思います。
がしかし、細かいことは気にしないというそこのあなた。今すぐお取り寄せを。
是非!
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山口旅行⑥~気が付けば旅行Magic~
ずんぐりむっくりおめめはじっとり。
さて一泊した下関。お次は山口市へと向かいますがその前に、関の氏神さまにお別れの挨拶へとまいりました。
なぜならば、広い空と鳥居の向こうに見える海の景色をもう一度眺めたかったからです。
清々しい朝7時。
JR山陽線にて下関から新山口を経由して、山口へと向かいます。
よろしくお願いします!
ちなみに下関駅にあるスーパーおよびお土産屋さんは7時から開店しておりますので、お土産を調達するのにも暇を潰すのにも便利です。
旅行の目的ってひとそれぞれだと思うんですよ。
ご飯だったり、温泉だったり観光地だったりすると思うんですよ。で、じゃあ観光地って言ったってさまざまで、山があれば海もありますし、景勝地や美術館、歴史的なあれこれだったり、最近だと聖地巡礼なんてのもあるじゃないですか。
よそ様方にも色々と趣味嗜好がおありだと思うんですね。
で、その中で優先順位があって、旅行プランって組み立てるじゃないですか。
じゃあ末裔は何かってーと、まあ基本社寺仏閣なんですよ。そして2番目は、しいて言うなら食事なんでしょうかねぇ。ただその食事も一人旅だとあまりに慌ただしいタイムスケジュールのせいでゆっくり食べている時間が基本ありませんで。まあ全部自分のせいですし?不満はないんですけれども、ただ飯食ってる時間がないのも事実でして。
でもその土地産の食事や銘菓は食べたいわけですよ。
なもんで、移動の合間々々にちょいちょい摂取するっつーやり方が常なんですね。
で、この移動中も他の乗客の迷惑にならない程度に、こそこそといただいたのがこちらです。
生大福でおなじみのなごしさんのレモンケーキです。
別に珍しいお菓子ではありませんが、末裔、レモンが好きなもんで、ええ。
しっかり甘くてほのかな酸味のスポンジとさっぱり味のアイシングでおいしいマッチング成立です。
そしてこちらは下関駅にありますスーパーでなんとなく購入した白味噌羊羹と醤油ゼリーです。
こちらも特別物珍しいわけではありませんが、美味しいからよし!
さて皆さま。
旅先だから!っつって、目に映るものすべてが目新しくてついつい買ってしまったんだけれども、後で冷静になって振り返ってみると、全然珍しくねーしどこでも買えるじゃねーか!みたいな、旅行Magicってあると思うんですよ。
なにが言いたいかっつーと、レモンケーキも羊羹も割と旅行Magicだったなって今ではわかるんですけれども、どちらも山口製だからギリでよし!
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